長野総合法律事務所 Nagano Sogo Law Office

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憲法の価値を実践するため、日々活動を続けています。

弁護士弘川欣絵

Yoshie Hirokawa

関西学院大学法学部卒業
獨協大学法科大学院修了2008年弁護士登録

インタビュー

外国人の在留資格をめぐる事件に注力しています。
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 今までに担当した事件では、片言の母国語しか話せない日本育ち・未成年の非正規滞在者の在留特別許可を得たり、幼い乳児と引き離されて入管に収容された母親について、退令処分の収容部分の執行停止決定を得ることができました。また、ミャンマー、パキスタン等の難民認定申請者の在留特別許可も勝ち取りました。

 その他家事事件、交通事故事件、労働事件、債務整理事件、刑事事件、少年事件、生活保護事件も多く手がけております。

在日難民の支援活動や憲法・人権に関する活動。生涯を通して取り組んでいきたいテーマです。
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 難民とは、人種や宗教、国籍、特定の社会的集団の構成員であること、政治的意見を理由に迫害を受けるおそれがある十分に理由のある恐怖を有するために、母国を逃れた人たちを言います。難民条約に加入している日本をはじめとする世界各国は、難民を保護する義務を負っています。
 日本では、年間1万人以上の人が難民として保護を受けるために難民申請をしていますが、99%以上の人が不認定となる現状が続いており、在日難民の保護・支援が十分に実施されているとは言えません。
 私は、難民認定に関する行政手続や訴訟を多く手がけ、個々の法的支援を行うとともに、RAFIQ(難民との共生ネットワーク)や全国難民弁護団連絡会議の活動、弁護士会(大阪・日弁連)の活動を通して、包括的な難民支援体制の構築や難民政策の提言などにも取り組んでいます。

 また、「明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)」の大阪支部共同代表も努めています。
 最近、憲法改正が政治の議題として上がるようになり、特定秘密保護法、安保関連法、共謀罪などが成立しています。日本国憲法がどのような内容なのか、人権とは何か、誰が守るべきものなのかを誰もが知っていなければ、私たちはこの国の在り方をきちんと議論することはできません。
 そのために、あすわかでは憲法カフェ(紙芝居やクイズで楽しく憲法を学ぶ会)等を実施、知憲活動を行っています。

講演会で聴いた憲法の素晴らしさに背中を押され、司法への道へ。
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 司法試験を受けようかどうか迷っていた大学時代、伊藤真先生(弁護士・伊藤塾塾長)の憲法の講演会で「憲法の核心的価値は『個人の尊厳』であって、基本三原則は個人の尊厳を実現するためにある」「憲法を守らなければならないのは国民ではなく国家権力だ」と聴き、憲法の素晴らしさに衝撃を受けました。
 そして、憲法の価値を実践できる弁護士という職業に魅力を感じ、司法試験に挑戦しようと決心しました。

 弁護士になりたての頃、同期の弁護士たちや労働組合の方々と、日系ブラジル人労働者8人の解雇無効訴訟(長浜キャノン事件)に取り組んだのはとてもいい思い出です。
 また在日コリアンのイルム裁判(当たり前に本名を名乗れる社会を求める裁判)や釜ヶ崎弾圧事件(デモ参加者が威力業務妨害罪に問われた刑事事件)は、私自身も「人権とは何か」との問いを突きつけられ、自分にとって憲法を考える上での原点となりました。

まず依頼者の話を聴き、前向きに努力する。シンプルだけど一番大切なことだと思います。
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 依頼者の話をきちんと聴くこと。解決のための道筋を示せるよう、前向きに努力することは常に意識しています。
 依頼者の方の怒りや苦しみをきちんと法的に整理できた時、そして解決の手助けをできたときは喜びもひとしおですね。

 プライベートは家族や友人と過ごしたり、趣味の読書や音楽を楽しんでいます。最近はオカリナやウクレレに興味があります。誰か教えて下さい!

 市民運動などにも積極的に参加しています。いいかどうかは別として、市民運動をしているときは自分が弁護士だということを忘れています(笑)。

あなたは長野総合法律事務所をどのような事務所だと思いますか?
弁護士も事務局も、パワフルで柔軟で気さくで優しいです。先輩方の「独立独歩」の姿勢をこれからも学んでいきたいです。
入所当初、誰も大江ビルのレトロなおしゃれ感を全く意に介していないのが新鮮でした(笑)。

プロフィール

経歴

福井県出身

1999年
関西学院大学法学部卒業
2007年
獨協大学法科大学院修了
2008年
弁護士登録
長野総合法律事務所入所
所属弁護士会
大阪弁護士会(登録番号 39123)
主な取扱分野
  • 一般民事事件(売買・貸金問題、損害賠償請求、交通事故など)
  • 家事事件(離婚、相続、遺言など)
  • 債務整理事件(任意整理、個人再生、破産など)
  • 労働事件(残業代、解雇、パワハラ・セクハラなど)
  • 外国人事件(難民、在留関係、渉外家事など)
  • 刑事事件・少年事件
  • 生活保護事件
  • 企業顧問
所属団体
過去の実績
著書
  • 本当は怖い自民党改憲草案(共著 法律文化社)
講演等
  • 「憲法カフェ」(明日の自由を守る若手弁護士の会(あすわか)の憲法学習会)
  • 憲法をめぐる諸問題(安保関連法や共謀罪、憲法など)をテーマとした講演
  • 難民問題・外国人問題の講演 等の講師を数多く務めています。
座右の銘
  • あなたこそたからもの(日本国憲法13条の意味)
  • だれもが愛される権利を持っている。この国に生まれた以上、あなたは政府や社会から愛される。もし愛されていないと思ったら憲法違反に訴えて、政府の政策や社会を変えることができる。(コスタリカの小学校に入学したら最初に学ぶこと)

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